Mac OSとDTP
ホビー用にMacを買いました。
過去に仕事用としてMacを導入しようとして失敗しました。捲土重来というのは大げさですが、今度はリビングルーム用にMac miniを一台買いました。仕事用としては,今更無理ですね。日々のルーチンワークはWindowsで最適化してしまいましたし、何よりもAdobe系のソフトをMac版へ移行するコストと手間がもったいないです。
DTP=Macの図式は過去のものですね。
2011年現在、仕事の道具がWindowsであることで、印刷通販サイトの運営に問題が生じていることは一切無いです。あれほどMac一辺倒だったDTP界隈がOSの壁を意識しなくなった理由は、Adobeがソフトウェアをより広く売るためにOSの壁を取り払う方向に強く意識的に営業を続けてきたからでしょう。最大の障壁だったフォントの壁がOpenTypeの普及で,完全に無くなったことも大きいでしょう。それから、Mac側の事情でOS9とOS_Xが全く別物であったということも大きいです(これが最大の要因かも)
印刷通販のお客様は・・・
ひょっとしたらMacの比率が既に5割を切っているかもしれません。入稿データーだけではどちらのOSで作ったデータなのか気にする必要は既にありませんので憶測ですが、アウトラインを忘れたデータのフォントがMSゴシックだった、ということは頻繁にあります。あと拡張子がlzhの圧縮ファイルも痕跡になります。一方Macの痕跡であるsitファイルは、この仕事を始めた当初から比較すると特に昨年以降、激減しました。これはOS9稼働Macが、次々とご臨終されているのが理由のようです。
Appleの躍進とは裏腹に
昨年はiPhoneだiPadだとAppleの輝かしい業績ばかりがクローズアップされました。しかし、印刷業界でのシェアは一昔前の寡占状態を思うと隔世の感があります。Macのハードは近年劇的に安くなりましたが、それでも「仕事で使うOSは世間のシェアに従う」というDTP以外の業界では当然だったことが、印刷業界にも浸透してきたようです。Mac本体のハードのコストが下がったと言っても、それでも新規導入コストはやはりWindowsの方が安いのですね。あとは、DTPをMacOSに縛り付けさせておくような既得権益を持った団体等が無いのも影響しているのでしょう。
Apple Mac mini/2.4GHz Core 2 Duo/2GB/320GB/SuperDrive DL MC270J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2010/06/16
- メディア: Personal Computers
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