印刷通販に適したネット環境が整っている日本

【海外の反応】 パンドラの憂鬱 海外「俺も日本に生まれたかった」 日本のネット環境に外国人から羨望の声

有線での人口一人当たりのネット速度では欧米や途上国と比較すると、日本がダントツに速く安いらしいです。このエントリを読んで海外において印刷通販が日本のような形で普及することは、無理だなと思いました。日本型の印刷通販を海外展開しようと努力されている方もいますが・・・

海外におけるPDF入稿普及率が高い理由

回線速度が遅いことが第一の理由でしょう。日本のように数百メガバイトのデータを気楽にアップロードできるインフラが海外にはなさそうです。アメリカはどうなの?と聞かれそうですが、あの国は国土が膨大でネットインフラはケーブルテレビの回線を利用している割合が日本よりずっと大きく、速度の平均値は日本平均のかなり下らしいです。
米国人がうらやむ意外な日本のネット事情 | ランサーズ(Lancers)社長日記

PDF入稿

日本の印刷通販会社の希望するPDFの指定は「ダウンサンプルしない 圧縮形式ZIP」ばかりです。PDFの「ファイルがとても軽くなる」という恩恵の少ない設定です。
PDF


経験則でいうとデフォルトのPDF/X-4指定でもクレームになる品質で仕上がることはないです。しかし「ちょっとでも劣化する余地があるのなら、そうならないようにしよう」そういう意図が間違いなくあります。そういう判断が優先されるほど日本のネットインフラの速度が安定して速いということなのです。

ちなみに「ダウンサンプルしない」指定でもファイル形式をZIPからJPEGにするとファイルサイズは劇的に軽くなります。重たすぎるPDFにお悩みの方は圧縮形式を変更してみることをお薦めします。