これからの入稿ファイル形式

EPS形式はもう古い。 - デザイン雑学
EPS基準だったDTPの世界が、AdobeアプリケーションのネイティヴファイルおよびPDF/X-4が中心になっていくだろうという記事です。illustratorのエンジンがPDF形式になって久しいですが、透明を上手く処理できるPDF/X-4が一般的になりつつある昨今、透明を理解しないポストスクリプトベースのEPSファイルは役割を終えつつあるということです。RIPが透明に対応していないポストスクリプトベースの時代においてはEPSファイルを入稿ファイル形式にする理由はありましたが、弊社において現在は理由がありません。
繰り返しますが、現在のイラレのエンジンは透明を解するPDFなのです。故に入稿用にaiファイルをEPSに変換することは、「変換（透明機能の分割）」という過程にリスクが避けられない以上、既に積極的にお薦めする理由がありません。弊社の推奨入稿ファイルも次年度からはaiファイルを第一に挙げるように変更していく予定です。