印刷通販業界徒然
知っている範囲で皆様と情報共有したいと思います。
業界の市場はおよそ400億
まぁこんなものかというのと、この程度しかないのかとの二つの思いにとらわれます。PDF入稿が普及しているものの、概ねIllustratorを操れる人の数≒印刷通販の市場規模なんですね。市場の上限は決まっていますので、業界は限られたパイの取り合いになってしまうわけです。
大手二社で４割弱の市場シェア
ネットのビジネスは「一人勝ち」が生じやすいといわれています。印刷通販業界も大手が寡占気味なのは事実です。若い市場ですけどシェアを獲得しているのは古参の業者ばかりだそうです。新規参入して簡単に利益を上げるのは既に難しくなっています。
印刷通販価格が広く知られるようになって
私もこの業界に参入して5年になりますが、07年ぐらいまではポスティングをすると入れ食い状態で面白いように新規のお客様を獲得することが可能でした。ところが特に昨年ぐらいから顕著なのですが「印刷はネットで頼むとすごく安い」という知識が普及してしまって「激安」だけでは顧客が増えなくなりました。
儲かっている印刷通販会社は足でも稼いでいる
知名度があって利益を出している会社は既に「ネット上の露出だけでは儲からない」と悟っています。もちろん従来型の印刷営業をするのは費用対効果で全く無理ですが、「印刷通販会社の営業スタイル」というものがあると皆気づいているのです。この業界はリピーターの顧客で成り立っていますので他社に浮気されないために「顔の見える営業、声の聞こえる営業」が重要です。通販サイトを立ち上げ、釣り堀に糸を垂れてＳＥＯだけを餌にして顧客を獲得する牧歌的な時代は既に終わっているのです（残念ながら）。
