アートボード徒然

A4のチラシをイラストレーターで作成するとしたらまず準備するのはなんでしょうか?B4のアートボードと答える人が多いでしょう。大抵のDTPの教科書にはB4サイズのアートボードを作成して、その中に長方形ツールでA4を塗り無し線無しで作ってトリムマークをつけるというのが常識となっているようです。

A4チラシをA4アートボード作成してもよい。

入稿を受け付ける側としてはA4チラシはA4のアートボードで作ってくれた方が楽です。A4チラシにはB4のアートボードというのは版下時代の常識というか感覚を引きずっているようです。B4のアートボード内に作られたA4のチラシは、まず「本当にA4なのか」ということを確認するところから始めなければなりません。

PDF入稿のワークフローはアートボード=仕上がりサイズなんです。

出力工程でトンボをつけるPDFワークフローはアートボード=仕上がりサイズの思想で統一されています。InDesignで仕事をしている人には違和感はないと思いますが、イラレオンリーの世界の人たちは、アドビの考えていることと業界の常識に齟齬があることは覚えておいた方がよいと思います。