PDF入稿を得意とする商用サイトをオープンして2ヶ月経ちました。現在はほぼ毎日複数のデータをプリフライトを施した後に現場に転送しています。自分で専門サイトを作っておきながらなんですけど、思った以上にPDF入稿に理解のある人が多いなぁというのが実感です。さすがにPDF/Xでの入稿は希ですがAcrobat8のフィックスアップ機能が本当に便利でEPSで入稿されたデータも全てPDF/X-1aにして下版しています。

ペーパレスの印刷業

お客様からいただいたデータを検証して現場に流したらそこで私の仕事は終わりです。最近は処理する量が増えたので手配をしながら従来の印刷業では当たり前だったサンプルすら手元に送ってもらわないようにしました。デザインから受けた仕事もデザイナーとはIPメッセンジャーでやり取りして、お客様にはPDFで確認していただいています。微修正なら小一時間で再校・三校・校了というのも当たり前です。お客様との電話のやり取りはIP電話ですし、細かい指示は電話を転送してデザイナーとお客様が直接話をすればあっさり校了です。版下時代のことを考えれば、デザインに着手してから校了になるまでの時間は半減どころか10分の一ぐらいになった感じさえします。このワークフローでは紙が登場するのはデータが工場に届いてからなんですね。簡易校正紙すら要求しないお客様が増えています、印刷の世界も大きく動いています。ちなみに弊社のデザイナーは全員Windowsで仕事をしています。